※マダニ媒介の感染症「SFTS」にご注意下さい
入院された女性は菊川市内で農作業中にマダニに噛まれたとのことで、つまり
菊川市内にウイルスを持ったマダニがいるということです。
SFTSはウイルス感染による人畜共通感染症で、
日本では毎年60~100人が感染し、10人前後が亡くなっています。西日本での発生が多く、SFTSに対する治療薬や感染を防ぐワクチンはまだ開発されていません。
ちなみに、SFTSに感染した場合の致死率は
人の場合 約10~30%
犬の場合 約40%
猫の場合 約60%
上記のように、かなり高めです。
人の場合は高齢の方が重症化しやすいようですが、動物の場合は年齢で重症化しやすいというわけではないようです。
まだまだお伝えしなくてはいけない事はあるのですが、沢山書いても読むのが辛いと思うので、
簡単に言うと・・・
致死率やばめなウイルスをもったマダニが身近にいる。
マダニは1年中どこかしこに潜んでいるけれど、
草むら、林、森などには特に多く、
しかも春から秋になると爆発的に数が増える
人も動物も感染する。マダニに直接噛まれなくても、
感染した動物の体液に触れて感染することもある。
ということなので
●外出時(散歩時)は怪しいところ(草むらなど)に近づかない
●一緒に住んでいるワンコやニャンコへ月1回の駆虫薬投与
上記のことを守るだけで感染リスクはグッと下げられます。
ご自身はもちろん、誰かにうつしてしまわないよう
月1回の定期駆虫習慣をどうかお願い致します。
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